【界変の魔法使い】感想

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今回、紹介する漫画は累計発行部数1700万部の「結界師」の作者、田辺イエロウ先生の最新作「界変の魔法使い」を紹介します。

 第一話は、こちらで読めます。

あらすじ

 辺境の城に暮らす大魔法使い・世無は、記憶を失った少年を拾う。
少年の正体は「界変」によって国と大切な者を失った飛国の王子だった。
弟子を取らない世無と元王子の出会いが、世界を変えていく——!

感想・見どころ

見どころ

田辺イエロウ先生ならではの独自世界観

 田辺先生作品らしい緻密な設定と、どこか懐かしさを感じさせるオリエンタル×異世界の融合が魅力です。

魅力的なキャラクターたち

 クールな大魔法使い・世無と、失われた過去を持つ王子。二人の関係がどのように変化していくのか気になります。

「界変」の謎と壮大なストーリー

 「界変」とは一体何なのか?なぜ王子はすべてを失ったのか?徐々に明かされる謎が気になります。

「界変の魔法使い」が面白いと思った方にオススメの作品

映画「ハウルの動く城」

 「ハウルの動く城」は、魔法と戦争が絡み合う幻想的な冒険ファンタジーで、荒地の魔女の呪いで老婆に変えられた少女ソフィーが、魔法使いハウルと共に旅をする中で、自分自身と世界の秘密に向き合っていく、ジブリ屈指の名作です。

 「ハウルの動く城」では、その名の通り「動く城」が登場し、ハウルの隠れ家として機能しています。一方で、「界変の魔法使い」でも辺境の特別な城が物語の中心となっており、魔法使いが暮らす場所として重要な役割を果たしています。

 どちらも、普通の人々とは隔絶された「俗世から離れた場所」であり、魔法と密接に関係する空間であることが共通点で、「界変の魔法使い」を楽しんでいる方なら、「ハウルの動く城」の世界観もきっと気に入るはずです!

映画「ドクターストレンジ」

 「ドクター・ストレンジ」は、天才外科医スティーブン・ストレンジが事故で全てを失い、魔術の力を手に入れて新たな運命を歩むマーベル映画。圧倒的な映像美で描かれる魔法バトルや、多元宇宙(マルチバース)の概念が魅力です。

 「ドクター・ストレンジ」と「界変の魔法使い」は、「師弟関係」、「独自の魔法体系」、「運命に翻弄される主人公」という共通点を持っていて、どちらも、強大な力を持つ師のもとで魔法を学び、世界の危機に関わる壮大な物語が展開される。視覚的にも独自の魔法表現が魅力で、ファンタジー好きにはたまらない作品です。

漫画「魔男のイチ」

 週刊少年ジャンプでも、魔法使いモノの「魔男のイチ」が連載中なので、読んでみてはいかがでしょうか。

漫画「とんがり帽子のアトリエ」

 「とんがり帽子のアトリエ」は、白浜鴎先生によるファンタジー漫画です。

 魔法が特別な才能を持つ者だけのものとされる世界で、普通の少女・ココがひょんなことから魔法の秘密を知り、魔法使いを目指して奮闘する物語。

 美しい世界観と繊細なアートワークが魅力の、魔法と成長の物語です。

 「界変の魔法使い」と「とんがり帽子のアトリエ」は、どちらも「魔法」をテーマにしたファンタジー作品で、師弟関係を軸に主人公の成長が描かれます。

 魔法の使用には独自のルールがあり、緻密な世界観と美しい作画が魅力です。魔法を学びながら世界の秘密に迫る点も共通しています。

漫画「魔法使いの嫁」

 「魔法使いの嫁」は、ヤマザキコレ先生によるファンタジー漫画。

 孤独な少女・羽鳥チセが、人ならざる魔法使いエリアスに買われ、弟子兼花嫁として迎えられることから始まる物語。美しい世界観と心温まる人間(異種族)ドラマが魅力の作品です。

 「魔法使いの嫁」と「界変の魔法使い」は、魔法使いとの師弟関係を中心に、魔法のルールや異世界ファンタジーが描かれています。

 どちらも孤独な主人公が魔法を学び成長する物語で、師匠は人外的な存在です。魔法の世界での探求と成長が共通のテーマです。

田辺イエロウ先生について

 田辺イエロウ先生は、2000年に「闇の中」で第47回小学館新人コミック大賞少年部門佳作受賞。

 2002年に「LOST PRINCESS」でデビューした漫画家です。

 代表作「結界師」は、2003年から2011年まで「週刊少年サンデー」で連載され、2006年にはTVアニメ化されるなど大ヒット。緻密なストーリーと熱いバトル展開が魅力の作品で、第52回小学館漫画賞・少年向け部門を受賞しました。

 その後も、『BIRDMEN』など意欲的な作品を発表し続けています。

「結界師」王道バトルファンタジー!

結界師」は、「妖を討つ力を持つ一族」に生まれた少年・墨村良守が、仲間と共に成長しながら戦っていく物語。

 日本的な雰囲気のある妖怪バトルと、主人公たちの成長ドラマが魅力です。

 2006年にはTVアニメ化され、原作とともに高い人気を誇りました。

「週末のラフター」 ダークファンタジー!

 「終末のラフター」は、今まで電子書籍化されておらず、「界変の魔法使い」1巻発売時に、ようやく電子書籍化されたようです。

「BIRDMEN」SF×サスペンスの新境地!

 「BIRDMEN」は、バス事故に遭った主人公・烏丸英司とその仲間たちは、謎の存在「バードマン」によって蘇生され、異能を持つ存在へと変化する。政府の監視、進化の可能性、人類の未来といった深いテーマを描いたSFサスペンス。『結界師』とは異なるシリアスな作風が特徴です。

短編集「フェイク!」も要チェック!

田辺イエロウの初期短編集「フェイク!」には、デビュー作「LOST PRINCESS」や、投稿作「闇の中」、「読切版 結界師」などが収録されています。『結界師』以前の作風を知りたい人にはおすすめの一冊です!

まとめ

 田辺イエロウ先生が紡ぐ、新たな魔法ファンタジー『界変の魔法使い』。

 今後の展開から目が離せません!ぜひチェックしてみてください!

 おしまい。

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