今回、紹介する漫画は「魔男のイチ」です。
第一話はこちらで読めます。

あらすじ
狩人として暮らす青年・イチは、偶然にも千年以上誰も習得できなかった最強の魔法「キング・ウロロ」を手に入れる。しかし、その魔法は人類の敵とも言える存在だった。魔法使い(魔女)しかいない世界で、唯一の“魔男”となったイチは、最強の魔女・デスカラスのもとで修行しながら、自身の運命に立ち向かう
感想・見所
「魔男のイチ」は原作「魔入りました!入間くん」の西修先生、作画が「アクタージュ」の宇佐崎しろ先生による魔法ファンタジー作品で独特な世界観と上手い作画が魅力です。
見所は、魔法が生き物と存在し、その生き物から試練を受けて魔法を習得するという設定です。
あと宇佐崎しろ先生の作画が良いです。
序盤のテンポが世界観や設定の説明で遅いという感想がありますが、これからの展開次第で大化けする可能性がある漫画だと思います。
「魔男のイチ」が面白いと思った方にオススメの漫画
「魔入りました!入間くん」
「魔男のイチ」の原作者 西修先生の代表作。
人間の少年が魔界で生き抜くストーリーで、個性的な魔法やキャラたちとの関係性が魅力です。
「ブラッククローバー」
魔法をテーマにしたバトルファンタジーです。
主人公が特殊な力を持ち、強敵と戦って成長する王道の少年漫画。
迫力のある戦闘シーンが特徴です。
「魔法使いの嫁」
ファンタジーとダークファンタジー要素を融合させた作品で、美しい作画と深いストーリーが魅力の漫画です。
「魔男のイチ」との共通点は、師弟関係もので、魔法と生き物が密接に関わる世界観や、魔法の習得が簡単ではなく、試練や契約が関係する点です。
原作 西修先生と作画 宇佐崎しろ先生について
原作 西修先生について
原作の西修先生は1992年生まれの、愛知県豊橋市出身の漫画家です。
高校時代はイラストを描いていましたが、漫画は描いたことがありませんでした。
高校の帰り道に友人と一緒にアニメイト豊橋店に通っていて、漫画のペン先を初めて買ったのがアニメイトだとインタビューで答えてました。
高校卒業後、進路に悩む中、「漫画を描いてみようと」と決意し、プロの漫画家を目指すためにトキワ荘プロジェクトに参加します。
2011年に、初の作品「少年K」がジャンプSQ月例賞で佳作を受賞し、「ジャンプSQ.19 Autumn」に掲載され、漫画家デビューします。
2013年、ジャンプスクエア誌上での新連載への挑戦権をかけた、第1回SQ.NEXT CUPで『ホテル ヘルヘイム』が優勝し、2014年11月号から2015年9月号まで『ジャンプスクエア』(集英社)で連載されました。
2017年、「週刊少年チャンピオン」にて『魔入りました!入間くん』の連載を開始。この作品はアニメ化やスピンオフ展開もされる人気作となっています。
2024年、「週刊少年ジャンプ」にて『魔男のイチ』の連載を開始し、原作を担当しています。
作画 宇佐崎しろ先生について
作画の宇佐崎しろ先生は1997年12月27日生まれ、奈良県出身の漫画家・イラストレーターです。
もともとはTwitterなどのSNSで好きなキャラクターのイラストを投稿していて、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた 「左門くんはサモナー」 のファンアートを投稿したことがきっかけで、同作の担当編集者であった村越 周氏に注目されます。さらに、原作者のマツキタツヤ氏ともTwitterを通じて交流を深め、漫画家としての道を歩むこととなりました。
2017年、「週刊少年ジャンプ」9号にて、 マツキタツヤ氏原作の読み切り作品「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」 の作画を担当し、ジャンプでのデビューを果たします。
この作品の評価を受けて、宇佐崎しろ先生はジャンプ本誌での連載作画を任されることとなります。
2018年、『週刊少年ジャンプ』8号より、 マツキタツヤ原作の『アクタージュ act-age』 の作画を担当し、本格的に漫画家としてのキャリアをスタートさせます。
『アクタージュ』は 役者の才能を持つ少女・夜凪景が成長していく演劇漫画 であり、宇佐崎しろ先生の繊細で表情豊かな絵柄が高く評価されました。
しかし、2020年8月、 原作者・マツキタツヤの不祥事 により、同作は連載打ち切りとなります。すでに人気作品となっていたため、多くのファンが続編を望みましたが、作画担当の宇佐崎しろ先生単独での続編制作は実現しませんでした。
「アクタージュ」の終了後、宇佐崎しろ先生は漫画の作画だけでなく イラストレーターとしても活躍 するようになります。
特に、 「韻ふむふたり」(2022年) などのプロジェクトでは、イラストを担当し、新たなジャンルでの活動を展開しました。
また、個人のSNSでも積極的にイラストを発表し、根強いファンを獲得しています。
2024年、「週刊少年ジャンプ」41号より 西修先生原作の 「魔男のイチ」 の作画を担当し、ジャンプ誌面での連載復帰を果たしました。
趣味は万年筆集めで、好きな作品は『ワールドトリガー』や『左門くんはサモナー』だそうです。
まとめ
「魔男のイチ」は、作画の美しさ、キャラクターの魅力、バトルアクションの迫力が光る作品。序盤はやや説明が少ないものの、今後の展開次第でさらに面白くなりそう。特に、宇佐崎しろ先生の描く表情やアクションが素晴らしく、ビジュアル面での楽しみも大きい。今後のストーリーの深まりに期待しつつ、バトル漫画好きにはおすすめの作品です!
おしまい。

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