【ネタばれ】「殺し屋は今日もBBAを殺せない。」感想 最強のババア対最強のジジイの対決

Uncategorized

今回は「殺し屋は今日もBBAを殺せない。」を紹介します。

ヨシアキ先生の「雷雷雷」の記事を書くために、前作の「殺し屋は今日もBBAを殺せない。」を読みましたが、読む前は主人公がババアのギャグ漫画はおもんなそうで、読むのが面倒だなーっと思い、記事を書くために仕方なく読みましたが、読んでみたら凄く面白かったので紹介したいと思います!

第一話はこちらから読めます。

あらすじ

あらすじは、主人公の野沢マコトというおばあさんに、とある組織が殺し屋に成功報酬5000万円で暗殺を依頼しますが、何人もの殺し屋がおばあさんに返り討ちに遭うという話です。

主人公のBBAの正体は旧日本軍の軍曹で、戦後は公安警察で活躍

主人公の野沢マコトというあばあさんがやたら強く、殺し屋を次々と返り討ちしますが、その正体は大東亜戦争で戦った旧日本軍の軍曹で、戦後は公安に所属し、数々の凶悪犯を捕まえた、凄いおばあさんです。

BBAを狙う殺し屋たち

BBAを狙う殺し屋たちは、それぞれキャラが立っているので紹介します。

漫画家になりたい忍者の殺し屋 戌亥マサムネ

戌亥マサムネという忍者の殺し屋が登場しますが、殺し屋の仕事をする前は、漫画家になるために完成させた漫画を出版社に持ち込みしますが、そこで漫画を見てもらった編集者にボロカスにダメ出しされ、逆上した戌亥マサムネはその編集者を刺し殺して逃亡し、そこから裏稼業に手を染め、殺し屋になります。そして今回はBBAの命を狙いますが、返り討ちに遭い、なんとかBBAから逃げることに成功した戌亥マサムネは、殺し屋をやめて、もう一度、漫画家になるために描いた漫画を持ち込みしますが、また編集者にボロカスにダメだしされ、逆上してまた編集者を刺してしまいます。

待ちガイルの津村テッコ

津村テッコという殺し屋は、標的の事を徹底的に調査してから弱点を突く系の殺し屋ですが、容姿はボサボサの黒髪ロングヘアーで眼鏡をかけたオタク女子みたいな容姿ですが、実際に格ゲーオタクで、殺しの打合せをゲーセンで依頼人とスト2の対戦しながらやりますが、津村テッコはガイルを使い、待ちガイル戦法で、依頼人をボコボコにします。

その後、殺しの依頼を引き受け、BBAを調べ上げている時に、BBAがゲーセンに入りスト2をプレイしていて、津村テッコは標的に近づき過ぎたらダメだとわかりながら、我慢できずにBBAとスト2で対戦しますが、何回も得意の待ちガイル戦法を使っても、BBAに勝つことができず、しまいにはBBAに話しかけられ、その時に顔を見られてしまって、その場から逃げてしまいます。

逃げたあと、動揺した津村テッコは、すぐにBBAを殺そうとしますが、ひょんなことからBBAが猫が苦手とわかり、猫の着ぐるみを着てBBAを殺そうとしますが、すぐに返り討ちに遭い、警察に捕まってしまいます。

和製ジェイソン・ステイサム 山路カヅヒロ

山路カヅヒロという殺し屋は容姿が、映画「トランスポーター」シリーズや「ワイルドスピード」シリーズなどに出演しているジェイソン・ステイサムに似ていて、BBAを暗殺するために家電量販店のセールスマンに変装して、BBAの家に行き、開店キャンペーンで大型家電のクリーニングをしているとBBAに営業したら、BBAがエアコンの調子が悪いので見てほしいと言われ、BBAの家に入ることに成功します。

暗殺しようとキッチンでお昼ご飯のカレーを作っているBBAを背後から撃とうとしますが、BBAが目の前にある片手鍋の反射を利用して、こっちを見ていると思った殺し屋は、気づかれたと思い焦りますが、BBAにお昼ご飯のカレーを一緒に食べようと言われます。一緒に食べようとしますが、殺し屋はBBAに気付かれて、毒が入っていると思い、なかなか食べようとしないので、BBAが冷めないうちに食べるように急かしてきたので、殺し屋はどうにでもなれと思いカレーを食べます。

カレーを食べた殺し屋は亡くなったお母さんが作ってくれたカレーを思い出し、お母さんが亡くなる前に殺し屋に「もう悪いことはやめて、真っ当に生きておくれ」と言われたことも思い出して、殺し屋は泣きながら死んだ母の事を思い出し、亡くなる前に言われたことをBBAに言ったら、BBAが誰にも間違いはある、大事なのはその過ちに気付いてやり直すことだ的な事を殺し屋に言い、殺し屋はBBAに正体を気付かれていて、この事を教えるため生かされたと思い、BBAに正体を明かします。

しかしBBAは家電量販店のセールスマンが殺し屋だと気付いておらず、勘違いで正体を明かしてしまった殺し屋は、BBAの返り討ちに遭い、警察に捕まり刑務所に収監されます。

ちなみに山路カヅヒロという名前の元ネタは、ジェイソン・ステイサムの吹き替えをしている声優の山路和弘さんです。

漫画家 藤田和日郎そっくりな殺し屋 藤本シンイチロウ

ヤクザに1200万円の借金をしている藤本シンイチロウは借金の返済で困っていて、金を返してもらいたいヤクザは、藤本シンイチロウに老婆(BBA)を殺したら5000万円が手に入る仕事を紹介し、藤本シンイチロウは殺しの仕事を引き受けるをためらいますが、借金の返済と娘のペコの育てるための金が必要なため、殺しの仕事を引き受けます。

仕事を紹介したヤクザは、藤本シンイチロウに殺しの武器を渡すため、裏で銃器の密売をしている駄菓子屋に案内し、そこでヤクザは駄菓子屋の店長に銃を選んでもらいます。

駄菓子屋の店長が、銃器に全然詳しくない藤本シンイチロウに、グロック17デザートイーグルAK-47などを紹介しますが、全然詳しくない藤本シンイチロウが戸惑っていたら、駄菓子屋の店長は藤本シンイチロウが紹介した銃が不満だと思い、店の中で一番攻撃力があるRPG-7を紹介します。 

RPG-7を渡された藤本シンイチロウは、映画「レオン」のジャン・レノみたいな服装で、BBAを暗殺に行きます。

八百屋で買い物中のBBAを見つけた藤本シンイチロウは、至近距離でRPG-7を撃とうとしますが、BBAに気付かれRPG-7の弾頭の部分を抜かれてピンチになります。 

藤本シンイチロウがBBAにやられそうになった瞬間、父親の後を付けてきた娘のペコが、BBAにローキックをして父親を助けます。

BBAに隙が出来た瞬間、藤本シンイチロウは、BBAがローキックされた時に落としてしまったRPG-7の弾頭を拾い、再装填してBBAに目掛けて撃ちますが、BBAは弾頭をバレーのアンダーハンドパスみたいな構えで軌道を変えて空中で爆破させます。

藤本シンイチロウは駆け付けた警察官に取り押さえられ、捕まってしまいます。

藤本シンイチロウの容姿は漫画「うしおととら」や「からくりサーカス」の作者、藤田和日郎そっくりです。  

その他の殺し屋たち

他にも癖のある殺し屋が大勢いて、部隊員全員ハゲの特殊部隊や、映画「シザーハンズ」と「スウィーニー・トッド」の主人公を足したような殺し屋が登場しますが、全員BBAに返り討ちに遭います。

殺し屋一家 大塚家

主人公のBBAを狙う殺し屋の中に、大塚一家という殺し屋家族が登場しますが、この一家が面白いので紹介します。

ベビーカステラ大好き 大塚アキオ

大塚家の次男、55歳無職。
ある事件で刑務所に2年収監されていましたが、ヤクザが大塚アキオにBBAを暗殺して欲しいと頼み、暗殺を引き受けた大塚アキオはヤクザの手配で刑務所を出ます。

刑務所を出て、BBAがよく買い物するスーパーマーケットで待ち伏せをして、BBAがカレーの材料を買い物中に襲います。襲った時に、淡路島産の玉ねぎの棚を破壊した大塚アキオに、BBAがここのスーパーマーケットの玉ねぎは淡路島産の玉ねぎと分かってて破壊したのかと大塚アキオに聞いたら、大塚アキオは淡路島産の玉ねぎの特徴などを解説した後、それがどうした?と言った大塚アキオにBBAがブチギレて戦います。

大塚アキオに押され気味になったBBAは調子を上げるためにタバコ吸い、それを見た大塚アキオはタバコの害を説明しますが、BBAは医者でもないのに、どこかで聞きかじった事をベラベラ喋ってと挑発して、それにブチギレた大塚アキオはBBAに攻撃しますが、BBAに瞬殺されてしまいます。

この後に、ひょんなことからBBAと一緒にカレーを作ったりして、BBAを殺すことはやめます。

見た目20代後半 実年齢49歳 大塚サオリ

大塚家の長女、大塚サオリは大塚家の最強の女と言われていて、見た目はスタイルが抜群で20代後半見えますが、実年齢は49歳です。

大塚サオリがBBAを狙う理由は、大塚家の次男、大塚アキオがBBAに負けて、その借りを返すためにBBAを狙います。

BBAがよく買い物をする商店街で、大塚サオリは買い物中のBBAを見つけ攻撃を仕掛け、買い終えたカレーの具材をめちゃくちゃします。

それにブチギレたBBAは、タバコを吸って大塚サオリに攻撃しダウンさせます。

ダウン中に警察に囲まれた大塚サオリは凄い足の速さで、その場から逃げます。

その後も何回か登場しますが、BBAが預かっているペコちゃんという女の子の遊び相手になってあげたりして、BBAたちと打ち解けていきます・

コピペBBA 大塚ヨネ

大塚家最強の母。81歳。殺した人間3ケタ以上。

このBBAが登場するときは、ほぼ正面の顔の絵だけで、作画時間を短縮するためにコピペしているのかと思っていましたが、よく見ると微妙に違いがあり、全て手書きで同じ顔を描いていたというキャラです。

息子の大塚アキオがBBAに病院送りにされたため、大塚ヨネは息子の仇を討つため、三男のヤスオと供に田舎から出てきます。

息子が入院している病院に行く道中にヨネが水が飲みたいと言い、ヤスオはコンビニで水を買いに行きますが、ヨネにすぐに買って来るからコンビニの出入口で待つように言ってから買いに行きます。

コンビニ入ったヤスオは、立ち読みをしているBBAを見つけたので、ヨネに報告に行ったら、ヨネの姿はなく、辺りを見回していたら、BBAに「何か困ったことがあるのか?」と言われ、ヤスオは「大丈夫です」と言って、BBAが「そうかい」と言い後ろを向いた瞬間、殺せるチャンスだと思ったヤスオはBBAを殺そうとしますが、攻撃が効かず、BBAに返り討ちにされてしまいます。

ヤスオがBBAにボコボコにされている間、ヨネはというと、女子高生のレナと知り合い、一緒にタピオカミルクティーを飲んだり、プリクラを撮ったり、遊園地で遊んでいました。

その後もヨネは時々レナと遊びますが、ある時、一緒に温泉に行くためバスに乗ったら、そのバスに武装した連中がバスジャックされてしまいます。
バスジャック犯に殴られたレナは鼻血が出て倒れ、怒ったヨネ(怒っても、いつものコピペ顔)はバスジャック犯たちを瞬殺します。

そして、ひょんなことからレナはBBAたちと友達になり、大塚ヨネたちと一緒に遊園地に遊びに行くことになります。

BBAはヨネの顔を見て、どこかで会ったかもと思いましたが、思い出せませんでしたが、
大塚家の長男マサオはBBAの事に気付き、レナとペコたちに遊園地の乗り物に乗って遊んでおいでと言って、レナとペコたちがある程度離れた時に、母のヨネに「このBBAがアキオ、ヤスオ、サオリをやった奴だ」と言って、ヨネはBBAに攻撃します。

BBA野沢マコトと大塚ヨネの死闘が繰り広げられます。
大塚ヨネの攻撃に押され気味になった野沢マコトは、戦闘能力を上げるために大量のタバコを吸いますが、その時に大塚ヨネが前髪のヘアカーラー代わりに使用していたスタングレネードを使い、一撃必殺「白刃一閃」で野沢マコトを攻撃します。

「白刃一閃」を受けた野沢マコトは大ダメージを受け倒れているところに、大塚ヨネはとどめをさそうとしますが、ペコが大塚ヨネにローキックをして助けます。

レナも合流して、大塚ヤスオに事情を聞こうとしますが、その時に遊園地に車で逃走中の強盗団が警察に追われて逃げ込んで来ます。

レナは運悪く強盗団の人質になり車で連れ去らわれ、レナを助けるため、野沢マコトと大塚ヨネは手を組みます。

野沢マコトと大塚ヨネは協力して強盗団を倒してレナを助けます。
助けられたレナは二人が争うところは見たくないと言い、野沢マコトと大塚ヨネは争いをやめて仲直りします。

そして物語の終盤、暁真党との最終決戦では、ペコたちを守るために、サイコキラーのスケルトン・ジョーとの死闘が繰り広げられます。

無差別大量殺人鬼 スケルトン・ジョー

殺害した人数348人。

人骨で家具や道具、武器を作るためにスケルトン・ジョーが殺した人数です。
殺害された中には5歳の女の子もいて、その女の子の骨を材料に操り人形を作りました。

スケルトン・ジョーが、そのような事をする理由は、人の魂が宿るところは、肉体が滅んで、最後に残った骨に宿ると主張し、その最後に残った魂の結晶の骨、人骨を芸術に昇華するアーティストだからだと言います。

30年前に警察の特捜隊の隊長だったBBA野沢マコトに、捕まりそうになりましたが、暁真党の代表新藤キョウシロウの助けで逃げる事ができ、今はヤクザの鮫肌組の監視下にいます。

ある日、鮫肌組が経営していたカレー屋がBBAに潰され、鮫肌組の組長がスケルトン・ジョーにそのBBAを始末してこいと命令しますが、その時にスケルトン・ジョーの監視役が
「おまえが失敗したら、俺がそのBBAを殺す」と言ったら、スケルトン・ジョーが怒って、その監視役を殺します。
怒った理由は、BBA、野沢マコトの骨で最後の作品を作るためで、その骨を誰にも渡したくないためだったからです。

監視役を殺した後、他の組員に殺されそうになりますが、拳銃の弾ではびくともしないスケルトンスーツ着て、トオル君という背骨の剣で組員たちを倒します。

倒した後に、組事務所に暁真党の党員が来て、スケルトン・ジョーに迎えに来たと言い、暁真党のアジトに連れて行きます。

そしてスケルトン・ジョーは最終決戦でBBA野沢マコトと戦うために、新たな装備を製作するための骨を調達中に、BBAの仲間たちと戦います。

スケルトン・ジョー対大塚ヨネ、鮫肌組の生き残りの組員の戦闘シーンは、見応えがあるので、是非見て欲しいです。

復讐者 布施ナオキ

BBA野沢マコトに懸賞金5000万円懸け、数々の殺し屋を送り込んだ首謀者でヤクザの幹部の布施ナオキ。

布施ナオキがBBA野沢マコトを狙う理由は、布施ナオキが子供の頃に、野沢マコトが母親を殺したからです。

野沢マコトが布施ナオキの母親を殺した理由は、布施ナオキの母親は、暁真党の党首、新藤御大こと、新藤キョウシロウを崇拝していて、ある日、暁真党は警察と衝突します。

その時に、暁真党の信者たちは、爆弾を抱えながら機動隊に突っ込んで行き、その中に布施ナオキの母親もいました。

布施ナオキは母親が爆弾を抱えながら、機動隊に突っ込んでいるところを見ていて、布施ナオキの近くに暁真党の代表、新藤キョウシロウが居て、信者たちが爆弾を抱えながら機動隊に突っ込んで行く様子を手をたたきながら笑って見ていました。

特捜隊の隊長の野沢マコトに部下の機動隊の隊員が、暁真党の信者たちの自爆攻撃で突破されそうだと言ったら、野沢マコトは機動隊員たちに銃の使用を許可し、向かって来る者は全て撃ち殺せと命令します。

この命令で布施ナオキの母親は撃たれて死にます。

孤児になった布施ナオキは、野沢マコトに引き取られ、一緒に暮らします。

布施ナオキは銃の使用許可を出した野沢マコトと、母親に自爆攻撃させた新藤キョウシロウに復讐する事を誓います。

成長した布施ナオキは、復讐するための力を得るため、反社会組織で力をつけていき、組織の幹部まで出世します。

BBA野沢マコトに懸賞金を懸け、数々の殺し屋を差し向けていましたが、30年前、野沢マコトに捕まった新藤キョウシロウが脱獄したので、野沢マコトに殺し屋を差し向けることをやめて、新藤キョウシロウに懸賞金1億円を懸け、殺し屋たちを差し向け、布施ナオキも部下を引き連れて、新藤キョウシロウとの最後の戦いに挑みます。

ラスボス 暁真党代表 新藤キョウシロウ

巨大筋肉達磨のジジィ、新藤キョウシロウ。

新藤キョウシロウは暁真党の代表で、30年前に国家転覆を計ろうとしましたが、BBA野沢マコトに阻止されます。

戦時中、新藤キョウシロウは一人で大勢の敵兵を殺しますが、戦後、スケルトン・ジョーを逃がすために助けたり、暁真党の代表になって、信者を利用して国家転覆しようとして、犯罪者になった新藤キョウシロウは、野沢マコトに捕まり、刑務所に収監されます。

そして30年後、暁真党の仲間たちの手によって、脱獄に成功した新藤キョウシロウは、再び国家転覆を計ろうとして、BBA野沢マコトたちと対決します。

小ネタ、パロディ

この漫画はいろんな漫画やゲーム、映画などの小ネタやパロディが多く、特に90年代作品の小ネタやパロディが多いので、現在30代後半から40代の方が読むと懐かしいと思いますので、是非読んでほしいです。

まとめ

殺し屋は今日もBBAを殺せない」の感想はどうでしたか?

著者もこの漫画を読む前は、BBAが主人公のギャグ漫画は面白くなさそうと、思っていましたが、「雷雷雷」の記事を書くために、仕方なくこの漫画を読んだら、笑える所が多く、終盤の展開が王道の少年漫画みたいな熱い展開が繰り広げられて、読んでいて楽しかったです。

特に最終決戦のところは、面白いので是非読んで欲しいです。

おしまい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました